
肺などの呼吸器官は、鼻や口から酸素を取り込んで、気管を通って肺に送り込みます。そして、必要な酸素のみ肺胞に蓄え、二酸化炭素などの不要な気体を体外に換気するといった行為が自動的に行われています。
しかし、空気中においては、いろいろな病気の元になるウイルス、細菌が混入していることもあり、呼吸の際にそれらを取り込んでしまう可能性もあります。取り込まれた細菌、ウイルスは、気管の内部にある線毛の働きによって、食道もしくは口腔に送られて、胃液によって不活化されるのです。
多くのウイルスや細菌は、肺にたどり着く前にやっつけられるというわけです。また、線毛を突破して、肺にたどり着いたウイルスや細菌についても、肺胞周辺に存在する免疫細胞であるマクロファージにより食べられます。呼吸器官には、このような防御機能が備わっており、体への異物の進入を防いでくれるわけです。
こういった機能が十分に働くためには、体の状態がよくないといけません。免疫力が弱まった状態だと、簡単に細菌やウイルスの進入を許すことになります。普段からしっかりと免疫力を高めるためにも、食事や睡眠をはじめとする生活習慣をきっちりと整えておくことが非常に重要になるかと思われます。
そうすることで、肺気腫などの病気を避けることも出来るかもしれません。体がせっかく持っている機能なのですから、常に健康であるためにも、最大限に防御機能としての能力を発揮できるような環境を作り上げるのも病気に対抗する手段の一つだと思います。