
肺気腫の一番の原因は、タバコの煙です。それから、大気中に含まれる数々の汚染物質にあります。これらの汚染物質は、空気と共に肺に取り込まれた際に、肺胞の組織に影響を与えます。そして、ついには肺胞の組織を破壊するまでになってしまいます。
肺胞の壊れた部分が増加していくと共に、その分だけ肺の機能は低下していきます。肺の機能が低下すると当然、呼吸が困難になっていきます。また、煙などに含まれている一酸化炭素は、肺胞が持っているガス交換機能を阻害する働きがあるので、肺気腫による呼吸困難が更に悪化してしまう可能性があります。
ですので、タバコを吸っている人だけではなく、日常的に汚染物質にさらされるような仕事をしている人であっても、十分に肺気腫にかかってしまう可能性があるわけです。また、肺気腫は、管楽器奏者にも見られることがあります。これは、肺に強い負担をかけるためにそうなってしまうと考えられています。
なので、肺気腫は一種の職業病とも言えるでしょう。これらのことから、肺気腫は、別にタバコの煙や汚染物質だけが原因とは一概には言えないところがあります。だからといって、タバコを吸っても大丈夫なわけではなく、タバコには肺気腫のみならず、様々な病気を引き起こす可能性を持っていますので、吸うのであればそれなりの覚悟を持って吸うといいでしょう。
タバコの外箱にも、注意書きがありますので、今喫煙している人は、一度その部分をよく読んで、病気について調べてみることから始めてみてはどうでしょうか。