肺気腫 症状と治療法

肺気腫以外の肺の病気

肺塞栓症

肺気腫以外の肺の病気に、肺塞栓症というものがあります。これは、血栓などにより、肺動脈が急にふさがれてしまう病気のことです。肺動脈は、肺組織の維持のために酸素や栄養が含まれた血液を運んで、体の外に排出される二酸化炭素を肺に運ぶ働きを持っています。

この動脈が血栓によりふさがれてしまい、十分な血液量を供給できないと、肺組織は徐々に死んでいってしまいます。最も多く肺塞栓症が起こるのは、長時間同じ姿勢のままでいることにより、脚や骨盤にある静脈の中で作られた血液の塊が肺に運ばれたときなどです。

症状は、肺動脈がどれくらいふさがったのかということなどによって様々です。慢性閉塞性肺疾患、冠動脈疾患などを持っている場合には症状が重くなってしまいます。範囲が狭い塞栓では何も症状は出ないのですが、ほとんどの場合、息切れが突然起こるといった症状が出ます。

肺梗塞を起こさなければ、息切れだけが症状という場合もあります。とても呼吸が速くなりますし、パニック障害を起こしているようにも見えます。また、めまいや失神、けいれんなどが肺塞栓症の初期症状である場合もあります。これらの症状は、心臓機能の低下によって起こります。

肺塞栓症は、命にかかわることがある病気です。治療法も限られているので、肺塞栓症に対するリスクが高い人は、血液が固まりやすい人は、それを避けるために活動的になるようにします。出来るだけ動き回って血栓をつくらないようにします。

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