
肺気腫以外の肺の病気として、肺炎があります。肺炎とは、肺の組織に対して炎症が起こる病気のことを言います。まずひとつは、感染性肺炎というもので、呼吸したときに吸い込んだ感染源が元となる細菌性の肺炎や、ウイルス性の肺炎、または心筋性の肺炎などです。
それから、アレルギー性の肺炎、薬が元となって起こる肺炎といった、非感染性の肺炎の2種類に分けられます。肺炎は、体力が落ちていたりして免疫力が落ちているとかかりやすいとされています。
感染症の肺炎の場合は、ウイルスなどが呼吸の際に口や鼻から体の中に入っていくわけですが、健康であればこれらの病原菌はのどで排除されてしまいますので、心配はありません。しかし、何らかの原因によって免疫力が低下している場合、病原菌がそのまま肺の中に入ってしまい、炎症を起こしてしまう場合があるのです。
免疫力が低下してしまう高齢者の場合は、風邪をこじらせて肺炎を起こしてしまうことも少なくはありません。それから、糖尿病や腎臓病、肝臓病などといった慢性疾患を持っている人であっても免疫力の低下が認められるので、肺炎にかかりやすいといわれています。
肺炎になると、鼻水、鼻づまり、頭痛などの風邪の症状から始まって、高熱、胸の痛み、呼吸困難、チアノーゼなどの症状が現れます。肺炎にならないようにするには、風邪をひかないようにする、口の中は常に清潔にしておく、禁煙する、部屋の空気は清潔にする、などです。死亡率は約9%と高い数値となっていますので、十分に注意するようにしましょう。