
肺気腫以外の肺の病気の一つに気胸があります。この病気は、肺の表面より空気が胸の中に漏れてしまうことで肺が圧迫されてしまい、肺が十分に膨らむことが出来なくなってしまう病気のことを言います。
気胸は、自然気胸、続発性の気胸といったものがありますが、自然気胸は背の高い痩せ型で、10代から30代半ばくらいまでの年代の男性に多く起こる病気です。これは、女性と比べると7倍から10倍もの数値とされています。自然気胸は原因も特にありません。突然起こってしまう病気なのです。
それに対して、続発性の気胸は他の肺疾患に続発して起こるものです。これは高齢者に多く見られる症状で、結核や慢性閉塞性肺疾患の治療後の後遺症として気腫性肺嚢胞症に合併して起こることが多いのが特徴となっています。気胸の症状は、軽くて空気の漏れが少ない場合は自然に治癒します。
しかし、漏れ出ている空気の量が多い場合、片方の肺が縮んでしまうだけでなく、反対側に圧迫されるので、心臓や血管もおされることになってしまいます。これは、とても危険な状態で、緊張性気胸と呼ばれています。空気の漏れが多ければ、胸にドレーンを入れて空気を抜きます。それでも治らなければ手術をしなければならないこともあります。
人によっては何度も再発をしてしまうことがあり、同時に両側の肺が破れてしまったときには非常に危険なことになります。空気が肺のみならず心臓を圧迫してしまうと血圧が低下してしまい非常に危険な状態になりますので、緊急処置が必要となってきます。